▼ココカラ

インドア内向型人間が発信します

▼コンビニ人間/村田沙耶香

ども、読書仲介人misatoです!

今回は、村田沙耶香さんの
コンビニ人間

題名から惹かれました😂
読み進めていくと、
題名から想像してた物語とは違いました😂

30代女性独身コンビニ店員の主人公の、コンビニ店員になるまでの経緯や店員になってからの出来事のお話です。


普通とはなにか

読み終わったときに、
人の数ほど受け取るものが
あると思います。
わたしはこの本から
『普通ってなに?』と問われました😂
問われまくりました😂

読んだあと、
しばらく(・Д・)こんな顔になりました。

・普通に20代で結婚
・普通に若いうちは正社員
・コンビニで働くのは学生かパートのおばちゃん
・愚痴には同調するのが普通

色んな普通が
この物語には散りばめられて、
主人公はその違和感を感じながらも
合わせたり、うまくかわしながら
生きていました。

主人公は【普通】の世の中から
はみでていた。
だけどコンビニが
それをほぼ解消してくれた。
コンビニで働くようになって、
やっと世界の部品になれたという
表現があって、

独特の世界観をそこから
感じました😂

無機質な表現だけど、
小さい頃からの葛藤、苦しみみたいなものが、そこにおさまることで抜け出せる。主人公はコンビニによって救われたんだと思います☺️


作者もコンビニで働いていた

週3回コンビニで働いていたそうです😂
その経験が文章にいかんなく発揮されております。描写が細かくて、へぇ〜〜って新しく知れたことがたくさんありました😂そのへんも、私的のオススメポイントです!


生き方はそれぞれあっていい


物語の中で主人公は家族からも距離を置かれています。
家族でさえも、1人1人生き方、考え方は違っていいと思いました。

家族だからこそ、わかってあげられることがあるんじゃないかなと、
物語の中の主人公の家族に対して思うところがありましたが😂笑

現実はそううまくいかないもんか。
それもまた、面白いってことかな。

社会が作った『普通』を生きる人達からしたら、そこから外れた人は『異常』に見られる。

もっともっとみんなが発信力をつけることで、その異常も、だんだん普通になっていって、許容できるものが増えていくんじゃなかろうかと、私は思った次第です。


では、ばいす!